なぞなぞ君の気まぐれメモ

この広い世界知らないことばかりなエッセイ

イタイイタイ病、カドミウムのその後・・・

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T大学のKS教授にお話を伺いました。工学部環境応用化学科・環境分析化学研究室の教授です。廃棄物・排水に含まれる微量元素を、効率よく分離回収するための技術を開発しています。

教授は近年、神通川(じんづうがわ)水系の微量元素を測定しました。イタイイタイ病を引きおこしたのが神岡鉱山亜鉛を精製する過程で不純物として神通川に流れ出たカドミウムが、イタイイタイ病を引き起こしたのです。

彼は神通川下流域から上流にかけ、A, B, C, D, Eの5ヶ所の観測地点を設定しました。神岡鉱山はCとDの間に位置します。そして、各ポイントでCd, Pb, Mo, Fe, Ni, V, Co, Znなどの元素の量を計測しました。

その結果を受け、行政にどんな報告・提言を行ったか尋ねてみました。その内容は・・・

①Moは鉱山より上流には確認できなかったことから鉱山由来と思われること、また採掘跡から今後もMoが滲出してくる可能性もゼロとは言えない

②ダムの上流に於いてはNiが多かったが、これは温泉由来と思われる

神岡鉱山より下流のダム下でCdの値が多い箇所はあったが、問題となるレベルではない。しかし、ダム底には未確認のCdが存在する可能性があり、今後も継続的に観測していく必要があるだろう

④加えて、予想外にPbの値が高いのが気になる

数々の犠牲者を出したイタイイタイ病終結宣言はまだほど遠いのか・・・

Asked Prof. Kagaya what he found in his research on measuring trace components of metals in the river bed of Jinzu-gawa River. Because of the Cadmium poisoning, countless of inhabitans were suffered to death. Has the Itai-Itai desease been put an end to at last?